For Tracy Hyde in Bangkok
For Tracy Hydeのバンコクでのライブに同行した時に撮った映像が公開となりました。
iPhone6sで撮影、iMovieで編集という素人仕様ですがフォトハイのみんながとっても良い感じに映ってくれたので是非見てください。
もともと簡単な通訳、ローディーと物販のお手伝いのつもりで行ったのですが通訳も物販スタッフも現地の方がいらした(主催のSeen Scene Spaceは過去にミツメやthe fin.を招聘したこともあるそうです、さすがしっかりしている......)ので思いの外仕事が無く、じゃあ撮るかという感じでやっておりました。
現地で撮った動画に『水と眠る』の音源を重ねて仲間内で見せたら思いの外評判が良かったので、使える形に編集して公開する運びとなりました。
SNSにアップしたり身内向けに思い出ムービーを作る程度にしか考えていなかったので少し恐縮です。もっと撮っておけばよかった、ご飯の時とか。
とはいえ現地でのライブは素晴らしく、それ以外の場面でも皆さんカメラを向けたら神対応をしてくれたので良い感じに仕上がったと思います。
どのカットも思い入れがあるので一つ一つ紹介していきます。
まず動画を見て、そのあとこれを読みながら見ると色々楽しいと思いますのでよければお付き合い下さい。
1〜5. 導入
MCに合わせて会場のドア、Seen Scene Spaceのライト、出番前のeurekaさん、終演後の機材、転換中の会場の様子のカット。ドキュメンタリーっぽくしようと思ってThe 1975の動画を参考にしました。
6. タイトル、Floorのイントロ
夏botさんにやってもらいました。iMovieは文字を入れるのに色々不便なところがあるみたい。動画の前半は2月に夏botさんの部屋で編集していたので直接手伝ってもらえたりしました。色加工も夏botさんがやってくれています。
僕が仕事をしてるあいだ田井中君は隣の部屋である案件の映像を編集していました。ふたりとも作業中のひとり言が激しいので怖い……。
— 夏bot@『Blue Peter』好評発売中 (@chelseaguitar) 2020年2月10日
7〜9. フードコート
リハーサル終わりにLido Connect内のフードコートでご飯を食べました。食べているところとか撮っておけばよかった。
写真はありました
10〜14. リハーサル
会場後ろにスマホを置いて撮ってました。
夏botさんDIIVのDoused弾きがち。
そのあと歌ってるのはシンガポールの盟友Cosmic Childの『Cats, Cats, and Cats Again』。途中からeurekaさんも合わせて歌ってるところがいいですね
15, 16. 出番前
こういう画が入るとドキュメンタリー感が増しますね。 真夜中の本気の森。
17, 18. Parim
イベントの1番手はParim。ソロユニットですがこの日はバンドセットでの演奏でした。タイの気候にぴったりなゆるいインディポップで心地よかった。この日はあまり他の出演者と交流する機会がなかったのですがParimさんはリハーサルの時から「ギタースタンド貸そうか」とか声かけてくれたり終わった後も褒めてくれたりしてめっちゃいい人でした。
音源は宅録感があってまた違う感じで良いです。
19, 20. 本番前
共演の人達がMCでめっちゃ喋るのでどうしよう.......という流れです。
3:52〜のカットの最初でドラムの草稿さんが着ているのはCosmic ChildのTシャツ。
Phum Viphuritが遊びに来てるという情報に驚く私達。この後自分のデカイ声が入ってしまったのでブツ切り。
21, 22. Chucheewa
2組目はChucheewa。この人もソロシンガーだそう。シンセベースのサポートメンバーがParimと一緒。凄腕の方なんでしょうか......チルい曲から踊れる曲までバラエティ豊かなセットリストで楽しかったです。ドラムが渋い。C&Cのセットでタム無し。ドライ系のシンバルは最近インディ周りでも流行りつつありますね......僕も揃えたいな
23, 24. 転換中、舞台袖
入場SEで指定したスーパーカーのPLAYSTAR VISTAが転換中からずっと流れていました。アテンドのあきなさんはタイ語と日本語のバイリンガル。とてもお世話になりました。ベースのMavさんが(おしマイケル)をやった後に自分で「終わっちゃダメですね」って言ってるのウケますね。それにしても会場が大きい。
24〜26. 入場〜繋ぐ日の青
舞台袖からのカットはフェスみたいな感じでいいですね。一曲目はアルバムのオープニング(実質)でもある『繋ぐ日の青』。映画館を改装した会場なだけあって大スクリーンを用いたVJがかっこいい。
27. Echo Park
ライブの前半は舞台袖から定点で撮っていたのですがずっとそればっかだと画面がダレるな......と思い中盤の曲を挟みました(実際のセットリスト)。フロアから撮っている方が動きもあるし音のバランスも良いですね。
28. Favorite Blue
本編3曲目。1stアルバム『Film Bleu』の代表曲。クラップしているところを使えて満足。この曲だけで使われていた綺麗なVJ(というか背景素材)があるのですが袖からだと分かりづらいのが残念。お客さんがYouTubeにあげている映像があるのでそちらで見れます。
令和になってもFor Tracy Hydeの皆さんはFavorite Blueを「ふぁぼ」と略します。
29. あたたかくてあまい海
こちらも1stの代表曲。アウトロの盛り上がりはライブならでは。合わせてストロボもバチバチ焚かれています。冒頭のMCはこのあとに話されていたものです。
『Favorite Blue』と『あたたかくてあまい海』はMVの映像編集を夏botさんが手がけています。なんでもできますね。
30. Floor
MC明け一曲目。兼ねてよりCメロが秀逸だなあと思っていたのでその部分を抜粋。この日のセットリストは「MVのあるリード曲は全部入れよう」という風に考えられたそうで、ベスト盤感もありファン大満足でした。
『Floor』『櫻の園』のMVを手がけたPennackyさんとは昨年のアジアツアーで一緒になって仲良くなりました。
31. Underwater Girl
この曲はFloorと並んで代表曲として定着しているみたい。アジアのどこでも盛り上がりますね。
32. Can Little Birds Remember?
本編最後の曲。歌詞がエモいので泣いてしまう。大団円でした。
33〜36. 終演後の物販・サイン会
こちらも大盛況でした。芸能人の試写会とか記者会見みたいな画ですね、行ったことないけど。
このへんから『麦の海に沈む果実』のライブ音源に合わせてオフショットを流していく構成になります。ドキュメンタリーっぽいですね。
37, 38. 帰りの空港
草稿さんは知人の結婚式があったそうで終演後早々に帰国してしまい、二日目は4人+私で観光。この日メンバーを見送ったあと私は更に二日間バンコクに滞在しておりました。
39. 繋ぐ日の青
舞台袖にスマホを置いて撮っていたのですが『麦〜』の演奏中はカメラの前を人が通ることが多くて使える画が少なかったので他の曲の映像を重ねています。
あまり意識してなかったけれど、気づけば「繋ぐ日の青」の再生回数がApple Music・Spotifyともに10万回を超えていた。しばらく天気のいい日が続くみたいだし何回でもお聴きください。
— 夏bot (@chelseaguitar) 2020年5月11日
Apple Music: https://t.co/q81U29JJz7
Spotify: https://t.co/yl8E8mQY9Y#FTHNYC
40. Echo Park
「額縁に〜」のあたりでジェスチャーしているところがグッとくるので抜粋しました。
曲名の由来はAdvantage Lucyのアルバムだそうです。
41〜43. 終演後の物販・サイン会
11:58〜話している男の子は日本に住んでいたこともあって、その時BASEMENT BARでフォトハイのライブを見たそうです。「バンコクでワンマンをやってほしい!」とのことでした。MONOのTシャツを着ているお兄さんはタイのメディアでのメールインタビューを企画してくれた人。D'MASIVはインドネシアのバンドのことで、日本でいうミスチルぐらいの人気バンドだとか。ボーカルの方がアジアツアーの際遊びに来てくれたこともあり、メンバー内で度々話題になります。フォトハイやLampが好きだそうです。
ボーカルの方はRianさんというらしいのですがフォトハイの皆さんは「マッシブさん」と呼んでいます
44. 帰りの空港
エモい。こういうお気持ちを聞くのをもう少し撮っておけばよかったですね。
45. 横断歩道
滞在したSamyanのホテル近くの横断歩道。終演後にケンタッキーに向かっているところです。現地のケンタッキーは日本で見られるのとは違った形でローカライズされていて面白かったのですがあんまりちゃんと撮れてませんでした。
Bangkok was such a blast, and we're all smiles!
— For Tracy Hyde (@ForTracyHyde) 2020年1月24日
ขอบคุณค่ะ to everybody who made this happen!
Tonight's setlist: https://t.co/G9LQ2mXun0#FTHNYC pic.twitter.com/mTvsJONjxM
ケンタッキーで撮った写真。
46. 出番前の草稿さん
草稿さんにはお茶目な側面もあります。アメリカのメディアからのインタビューで「USツアーをするとしたらどんな対バンがいいか」という質問に「Metallica」と答えるような人です。
47. Can Little Birds Remember?
袖からのカットですがお客さんにフォーカスしている画がこれぐらいしかなかったので......みんな楽しそう。
Can Little Birds Remember?
— 夏bot@『Blue Peter』好評発売中 (@chelseaguitar) 2020年3月28日
長らく自分のなかで禁じ手だった英語詞に手を出したのは、海外のバンドやリスナーと交流する機会が増え、よりたくさんの人に普遍的なメッセージを届けたくなったから。恋と生の肯定はこのアルバムに通底するテーマ。#FTHNYCロックダウン
48. Floor
VJが良い
うちら周りじゃ「Floor」が「She's American」の丸パクりなのをネタにするフェーズはとっくに過ぎてるぜ、そんなことより終盤のリフがScritti Politti「Wood Beez」の歌メロの引用なのに気づけよ
— 夏bot@『Blue Peter』好評発売中 (@chelseaguitar) 2017年10月31日
だそうです
49〜55. Nong Taprachan
二日目にはNong Taprachanというレコード屋に寄りました。京都でODDLYというめちゃくちゃ良いバンドをやっている岸本くんという友達がいるのですが、彼はかつてタイに留学していたことがあるのでオススメを聞いたところここを教えてくれました。
なんと店主の方がライブに来てくれていたそうで店内にはフォトハイのCDが置かれていました。ここでもサインをしたりと人気者扱い。その後ランチを食べていたら共同経営者の人がやって来て奢ってくれたり一緒にいた音楽雑誌をやっている人に「今度取材させて!」と言われたりと色々ありました。店の人達は岸本くんのことも覚えていて、こんな風に繋がる縁もあるんだなあとしみじみ。
このあと店員さんに勧められた近くの食堂でごはんを食べて会計しようとしたら突然現れたマダムに「ここはわたしに任せて」と止められた。話を聞いたらNong Taprachanの共同経営者で「For Tracy Hydeが店に来た」という電話を受けて車で駆けつけたとのことだった。https://t.co/tLuATN53vw#FTHNYC
— 夏bot@『Blue Peter』好評発売中 (@chelseaguitar) 2020年1月26日
みんなおたくなのでCD選びも楽しそう。アジアツアーで台湾を観光した時にも思ったのですがこういうローカルなお店が一番楽しいんですよね......昨今はどこも厳しい状況にあるかと思いますが存続を祈っております。
タイ・インディのCDを買い漁ってめっちゃハッピー。#FTHNYC pic.twitter.com/pDPKVP3csc
— 夏bot@『Blue Peter』好評発売中 (@chelseaguitar) 2020年1月25日
私はfluffypak, Shingto Numchok, Telex TelexsのCDを買いました。fluffypakは以前から大好きだったので買えて嬉しかった。
56, 57 トゥクトゥク
タイといえば、な移動中の様子。風を感じるのが楽しかったですね。
トゥクトゥク! pic.twitter.com/UcFpvfPpWa
— eureka (@333noteppen) 2020年1月25日
58. Underwater Girl
良いVJだな〜〜
3:17からお客さんが「Nothing real, nothing true!」(「Underwater Girl」の元ネタであるBeach Fossils「Clash the Truth」のアウトロのコールの一節)って叫んでる声が入ってるのに気づいてウケてる。https://t.co/968a2uXDSt#FTHNYC https://t.co/vF3aIeI9wc
— 夏bot@『Blue Peter』好評発売中 (@chelseaguitar) 2020年1月28日
お客さんが撮った映像ではその声が聴けます。
59. Her Sarah Records Collection
アンコールの様子です。リフでoi! コールがあったのでうまいこと音に同期できないかと思って早送りしたのですがそんなに合いませんでした。
60, 61
Taprachanにある本屋。この辺りからオフショットの素材が尽きてきたので縦で撮った動画をトリミングして使ったりしています。鬼滅の刃タイ語版が置いてありますね。
62. Lido Connectのモール内
リハーサル後フードコートに向かう途中。Lido Connectはライブスペースがあるだけでなくファッション、アート、グルメを楽しめるカルチャーモールとのことです。次はもっとゆっくり周りたいですね。
63. 帰りの空港
お別れ前にカフェで乾杯している様子。Mavさんが乾杯の音頭で私の黒歴史をイジってきたので音声は切っています。
64. Can Little Birds Remember?
演奏後退場していく様子。楽しそう。
「13. Can Little Birds Remember?」草稿がこの曲のRecのときにハイタム・ロータム両方外してCloud Nothingsスタイルで挑んでて本当にアツくてよかった #FTHNYCロックダウン
— Mav. (@mav_curry) 2020年3月28日
65, 66. 終演後の物販・サイン会
エヴァで繋がるU-1さんとフォトハイファン。いい画ですね。
サイン会楽しそうでワロタ#FTHNYC pic.twitter.com/QkTPJrQIVN
— 夏bot@『Blue Peter』好評発売中 (@chelseaguitar) 2020年1月29日
以前Bathsのインタビューを行った際エヴァの話題を出すにあたってU-1さんに色々尋ねたことがあります、その節はありがとうございました
67. 麦の海に沈む果実
ここだけ実際に演奏している映像になります。
アテンドのあきなさんはこの曲が一番お気に入りだそう。
68. 帰りの空港+後半のMC
みんなを見送っているところです。音声をだいぶ下げていますがU-1さんは「colormalのために帰ってくるなよ」と言っています。やかましいわ
69. 櫻の園
良いVJ。メンバーに「一番気持ちよく演奏できる曲は何か」と尋ねたところ全員一致でこの曲だと言っていました。
www.youtube.com「櫻」という言葉が歌詞に出てこないところがすごい、と夏botさんに伝えたら「あー、そういえばなんかそんな感じになったね」と返ってきました
70. Can Little Birds Remember?
シンガポール公演以来のダイバーが発生しています。大盛り上がりでしたね。
For Tracy Hydeの新曲「Can Little Birds Remember?」は『氷菓』が曲名の由来です。 pic.twitter.com/zP0a1F8crs
— 夏bot@『Blue Peter』好評発売中 (@chelseaguitar) 2019年7月18日
71. 公演のフライヤー
ここだけ色補正をかけていません。いいイベントだったね......
以上です。長くなりましたがこれを見て改めて動画を見るとまた面白いと思うので是非。自粛期間の楽しみになればと思います。早くライブできるようになってほしいですね。
【お知らせ!】
— For Tracy Hyde (@ForTracyHyde) 2020年6月11日
ライターの宮谷行美さん @PIKUMIN_0502 による音楽ブログ『STAY TUNED!! 99.9MHz』にて、夏botのコラムおよびプレイリストが公開!
コロナウィルスの渦中での暮らしや昨年のアジア・ツアーの雑感について語る内容となっています。https://t.co/aQ09TWibdY